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壬生の花田植(みぶのはなだうえ)

投稿:本田武  2011年6月20日

 

広島県北広島町壬生には古くから囃し田という行事があった。これは組で田植をする時、ささらを持った「さんばい」の指揮で、大太鼓や小太鼓、笛や手打鉦ではやし、早乙女は田植唄を歌いながら田を植えた。これは田の神を祭って稲作の無病息災と、豊穣を願う農耕儀礼であるが、同時に苦しい田植仕事を楽しくしようとする方法でもあった。これに参加する牛には、豪華な花鞍を飾り、早乙女等は今日を晴れと着飾った。その様子があまりにも美しいので花田植と言ったらしい。昭和51年、国の重要無形文化財の指定を受けている。
わが親族も若い頃皆参加したそうだが、今回は牛2頭の参加のみであった。

 

 

 

 

本田さんより画像掲示板に投稿の写真と文章を転載しました。

                   市場正紀

 

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