灯下会(俳句) 12月例会

灯下会 12月15日(水) 兼題 枯木立・マスク 他

 

        吊橋の 朝日へかざし 冬紅葉       成川雅夫 先生

        歓談の マスク互いの 顎にして       鷺子

        石蕗の花 朝の日の先づ 射すところ    閑士

        傷あとの 痛むことあり 十二月       たかし

        マスクとり 茶席にはゐる 主かな      敬正

        七回忌 をえ年末の 旅に出る       詮士

        石を切る 発破のひびき 山眠る      草史

        枯木立 礼拝堂へ 導ける         洋子

        よちよちと 蝶の舞ひゐる 七五三      秀子

        点滴を ピンクのマスクして 受くる      よし子

 

    

マスクと言う兼題は、難しいと思っていましたが、皆さん結構たくさん詠んで

いらっしゃいました。

    これで、22年の句会は、終りましたが、来年は、新しい会員が参加されること

になりました。

     23年1月19日(水) 14時から16時まで 405会議室

     兼題 羽根日和・,万両 ほか  皆様の参加をお待ちしてをります。

 

 

 

 

灯下会(俳句) 11月例会

11月17日(水)灯下会 兼題 神の留守・冬紅葉

 

     人居らぬ 社務所の灯り 神の留守      成川 雅夫 先生

     路地裏の 古き祠も 神の留守            鷺子

     狩衣の 袖口広く 菊人形              閑士

     存分に 色を尽くして 冬紅葉            敬正

     コスモスの ごとく行き交ふ ナースたち         たかし

     杉も又 引き立ててをる 紅葉山           詮士

     綿虫の 舞ふ綿重く はた軽く             草史

     見る限り 畝を正して 冬菜畑            洋子

     古き塔 冬もみぢ映ゆ 法の池            秀子

     秋日和 艪の音高く 舟下り             よし子

 

次回は、12月15日(水) 14時から16時まで

12月の兼題 「枯木立、マスク 他」

本館4階 405会議室  会費 1,500円 以上です

皆様の参加を、お待ち申し上げます。

 

 

 

灯下会(俳句) 10月例会

 

日時 10月20日(水) 兼題 野菊・秋の雲他

 

池の辺を 声移りゆく 雨の虫       雅夫先生

赤富士を 色めきよぎる 秋の雲       鷺子
       家並に 金木犀の 庭つづく         閑士
       大仏の 横顔の良し 菊日和         敬正
       飛行雲 いつしかまぎれ 秋の雲       たかし
       遠山に 噴煙上がり 野菊咲く        詮士
       野菊咲き 天下分け目の 古戦場        草史
       山裾に 煙の上る 野菊晴          洋子
       時空越え 三日月掛かる 紫禁城        秀子
       秋の日を 集め佃の 船溜り         よし子

 

  

尚、次回は、11月17日(水)14時から16時まで

兼題: 神の留守、冬紅葉他

会費 1,500円  本館4階405会議室

ご興味のある方の参加をお待ちしております。

係り  安藤 よし子

 

 

 

 

灯下会(俳句) 9月例会

日時 9月15日(水)  兼題  萩・夜食・夜業 他

 

目を凝らしゐて 初萩を諾ひし        雅夫先生 

萩の咲く 裏木戸開けて 招じけり       鷺子

初物の 梨の甘さの 物足らず         閑士

蝉の声 聞けぬと妻の ひとり言        たかし

夜業の灯 耿々として ビルの町        草史

白萩の 清がしき庭を 猫過ぎる        詮士 

白萩や 箱根の山路 暮れなづむ         洋子

鎮魂の 鐘鳴り渡る 法師蝉          秀子

庭下駄の 上を蜥蜴の渡りゆく         よし子

 
       欠席者は、敬正さんでした。以上

 

今後、王友会ホームページに載せていただく予定です。
興味をお持ちの方のご参加をお待ちしております。  よし子(安藤叔子)

 

灯下会の案内

 

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