灯下会 12月例会 2012年12月19日(水) 兼題 ぼろ市、侘助 他 何買ふでなく ぼろ市を 覗きをり 江口 かずよ 先生 ぼろ市や 昔代官 屋敷あと 鷺子 独り住む 家にも慣れて 冬ごもり 閑士 博物館 厚き落葉の 裏庭へ たかし ぼろ市や 思ひ出も又 買はれけり 敬正 侘助や 人引き寄せて 又離す 詮士 大枯野 来し方をふと ふり返る 草史 侘助や 閂太き 寺の門 雅巳 歳晩の 街にきらめく 虚飾の灯 洋子 侘助や 高麗茶碗 手に温し 秀子 ぼろ市や 猫が横切る 世田谷線 よし子 次回 平成25年1月16日(水) 兼題 (馬)乗り初め、葉牡丹 他 次回の句会の折、句相撲をすることになりました。 |
灯下会 11月例会 2012年11月21日(水) 兼題 一葉忌、綿虫 他
干されある 布巾真白き 一葉忌 江口 かずよ 先生 雪婆 舞ふ札幌の 時計台 鷺子 独り寝る 家の広さよ 凍てし夜 閑士 ハロウィーン 魔法使いの 孫が来て たかし 文庫本 旅装に加へ 一葉忌 敬正 雪虫の 話し聞きつつ 別れけり 詮士 冬桜 仰ぐこころの 冷めるまで 草史 ブックカバー むらさきに替へ 一葉忌 雅巳 月仰ぎ 家路を辿る 一葉忌 洋子 一葉忌 白黒映画の 下駄の音 秀子 豪快に 新酒酌み合ふ 山ガール よし子 注1)綿虫は、雪婆とか雪虫と表現する場合もあります。 注2)樋口一葉は、1872年生まれで、今年が生誕140年。 樋口一葉の命日 1896年(明治29年)11 月23日
次回は、12月19日(水) 兼題 侘助、ぼろ市 他 |