灯下会2月例会

 

平成26年2月4日(火) 兼題 針供養、犬ふぐり 他

 

     かがまるといふこと久し犬ふぐり     江口かずよ先生

 

    汚染地区田畑手つかず犬ふぐり        鷺子

    寒梅のふくらみ見する日和かな        閑士

    山荘に柚子を頂き別れけり          たかし

    母の針髪油になれ針供養           詮士

    男(おのこ)ばかり育てし女や針供養     敬正

    どやどやと来て銘々に針納む         草史

    ハムスター葬りしあたり犬ふぐり       雅巳

    名刹のひしめく絵馬に梅早し         洋子

    針山は亡母の黒髪針供養           秀子

    ほろ苦き蕗の薹にも白ワイン         よし子

 

 

次回は、3月4日(火) 兼題 春の雪、野遊び(青鞜、青き踏む)他

 

レポート 安藤よし子

 

 

 

 

灯下会1月例会

平成26年1月7日(火) 兼題 松の内、淑気 他

 

軽々と天地を返す鍬はじめ      江口かずよ先生

   大庇つららきらめく淑気かな       鷺子

   風なくて冬耕の土匂ひけり        閑士

   人見えぬ路にただよう淑気かな      たかし

   画初に桜大樹を選びけり         詮士

   一燭のとどかぬ闇の淑気かな       草史

   圻の音に緞帳上がる淑気かな       敬正

   磴尽きて淑気に仰ぐ多宝塔        雅巳

   雪道を支へくれたる幼なの手       洋子

   帯を〆めポンとたたき手淑気かな     秀子

   初鴉甘え鳴きせる柿の木で        よし子

 

昨年に続き句相撲の入選句   兼題 シクラメン

 

    1等  飾るともなく窓際のシクラメン   洋子

    2等  白いろは悲しみの色シクラメン   雅巳

    3等  シクラメン去年の鉢のいとをしく  たかし

 

 次回の灯下会は、2月4日(火) 兼題 針供養、犬ふぐり 他 

 

       レポート 安藤よし子

 

 

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