灯下会7月例会

平成26年7月1日(火)

兼題 雲の峰、夏椿(沙羅の花)他

 

    夏椿落ち箒目を乱しけり     江口かずよ先生

    峰つくる雲まぶしくも茜さす     鷺子

    大輪の真紅のバラの一つ咲く     閑士

    早世の母の里なり沙羅の花      たかし

    水玉にとじ込めてゐる夏の雲     詮士

    駿河湾並びし雲の峰幾つ       敬正

    鞘堂の閑と閉ざして沙羅の花     草史

    引く潮に砂山崩れ雲の峰       雅巳

    雲の峰そびらに尖る妙義山      洋子

    香焚きて老舗が宿や沙羅の雨     秀子

    ブランコの揺れる靴先雲の峰     よし子

 

次回 平成26年8月5日(火)

兼題 初秋、芙蓉 他 405会議室

 

レポート 安藤叔子  写真とHP掲載 市場

 

 

 

灯下会6月例会

平成26年6月3日(火)

兼題 ヨット 浜昼顔(昼顔)ほか

 

   落人の隠れ岩屋の滴れる     江口かずよ先生

   日輪の輝ふ潮路ヨット馳せ      鷺子

   梅雨めくや唐墨淡くにじみけり    閑士

   浜昼顔ありて砂丘の始まれり     たかし

   快走すヨット小島にかくれけり    詮士

   三角巾散らばる湖上ヨットかな    敬正

   檣頭を掠めて島の夏燕        草史

   捨て粗朶に浜昼顔のからみ咲く    雅巳

   紺青の海とヨットを見て倦まず    洋子

   シャンペンを浴びてヨットは進水す  秀子

   若き日のヨットの話盛り上り     よし子

 

次回、26年7月1日(火) 405会議室

兼題 雲の峰、夏椿(沙羅の花)他

   

レポート 安藤叔子

掲載 市場

 

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