灯下会12月例会 平成28年12月6日(火)兼題 息白し、師走、他 蕪蒸漆器の匙の朱に掬ひ 江口かずよ先生 連れだちて登校児童息白し 鷺子 息白くなることもなく生きてをり たかし 生き死にも宇宙の定め街師走 詮士 鞭鳴れば白息太き輓馬かな 雅己 煩悩も師走をすぎれば即菩提 知保 八チ公の人待つ像に息白し 一男 紅葉のひときは映ゆる雨上り 洋子 下野下野と叫ぶデモ隊息白し 秀子 白き息たっぷり吐きて嫁自慢 宗康 尼寺に物焚く煙春待月 乃婦 いちょう舞ふ千住の宿の街歩き よし子 今年最後の句会でした。 鷺子さんも、来年3月に100歳を迎えられます。 益々、元気で投句を期待します。 次回は、29年1月10日(火)13時30分〜15時30分です。 402会議室。兼題 小正月、初場所 他 レポート 安藤よし子、 HP掲載 市場 |
灯下会11月例会 平成28年11月1日(火)兼題 障子(貼り)、柊(花) 他 柿の秋家紋煌めく鬼瓦 江口かずよ先生 デザートに柿の出される頃となる 鷺子 ピチピチの障子の部屋の読書かな たかし 障子戸を閉めて座れば昭和かな 詮士 白障子閉ぢて伽藍の墨絵めく 雅己 雪の上ひひらぎ映ゆる月明かり 知保 障子締めひそひそ声の大きこと 一男 菊一枝添へてお膳の運ばるる 洋子 白障子わずかに空けし猫の道 秀子 椋の実や心に今も村の医者 宗康 板前の路地で鯛焼く秋灯 乃婦 一年の短さ思ふ障子貼り よし子
次回は、12月6日(火) 兼題 息白し、師走 他 402会議室 今年最後の句会となります。 レポート 安藤よし子、写真 市場正紀 HP掲載 市場正紀 |