灯下会2月例会

平成28年2月(火)兼題 寒明け、ほうれん草(菠薐草)他

402会議室

   春光へガレの花瓶の首伸べし   江口かずよ先生

   寒明けのこそはきかな白寿翁     鷺子

   老いるとは痛いことなり日向ぼこ   たかし

   寒明けや新たな画布に構図描く    詮士

   片栗の花に少女らどこか似て     草史

   寒明やティッシュで造る薔薇の花   雅己

   啓蟄や旅の一歩をしかと踏む     洋子

   老梅や満身創痍なほも咲き      秀子

   何なくも句会催す西行忌       よし子

 

次回 3月1日(火)兼題 黄水仙 春水(しゅんすい)他

場所:東京王友会

        本社の会議室が予約できませんでした。

レポート 安藤叔子

 

 

 

 

 

灯下会1月例会

平成28年1月5日(火) 兼題 寒苺 懐手 他

 

   稚の頭を獅子へ突出す三日かな  江口かずよ先生

懐手今はジャンパーポケットに    鷺子

   懐手することなしに生きて来し    たかし

   冬苺母へ土産と選りてをり      詮士

   懐手して三越を抜けきたり      草史

   うぶすなの杜の木洩れ日冬苺     雅己

   そぞろ歩む銀座の街や冬ぬくし    洋子

   幼子の口にあふるる冬いちご     秀子

   どんど焼き五人がかりの熊手持ち   よし子

         注)1句目の、「稚の頭」はアヤのヅと読みます。

次回2月16日(火)兼題 寒明け ほうれん草(菠薐草)他

 レポート 安藤叔子

 

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