灯下会8月例会 8月17日(水) 兼題 原爆忌・盆(踊り)・その他当季雑詠 盆道に 垂れゐる葛を 先ず払ふ 成川 雅夫 先生 鳴き細りだしたる蝉の 飛翔ちぬ 閑士 甲子園・喚声天へ 原爆忌 たかし 暗がりを 求め踊り子 身づくろひ 敬正 病室の 玻璃をふるはせ 蝉の声 草史 翳す手の マニキア光る 盆踊り 詮士 産土の 闇を灯して 踊の輪 雅巳 叶はざる 願ひと知れど 星の竹 洋子 跪く ベールの白き 原爆忌 秀子 新盆や 夫の名呼びぬ 声挙げて つぎ子 蜩や 馴染の宿の 露天風呂 よし子 鷺子さんは、欠席でした。 9月の灯下会は、9月21日(水) 14時〜16時 兼題 櫨(はぜ)紅葉・虫(虫一般) その他当季雑詠 写真提供:市場正紀 |
灯下会7月例会 平成23年7月20日(水) 兼題 氷旗・夏椿 ほか 石庭の 灼け影といふ 影短か 成川 雅夫 先生 はためくは 金釘流の 氷旗 鷺子 汗ぼみて 目覚めし闇の 深きかな 閑士 勤行の 声のかすかに 沙羅の花 敬正 湯河原や 瀬音に高く 蛍飛ぶ たかし 軒下に 雀の遊び 氷旗 詮士 滝壷を 何事もなく 出づる水 草史 沙羅落ちぬ 水琴窟の 音聴けば
雅巳 沙羅の花 悼みごころに 掃き寄せし
洋子 氷旗 昭和の風が 吹きぬけり
秀子 茶花とし 心ふるはす 夏椿 つぎ子 氷旗 出して鯛焼き 売ってをり
よし子
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